アルーン(Aroon)とは — 計算式と経過本数による指標の考え方

仕様

英語名Aroon
分類トレンド系
考案者・原典Tushar S. Chande(1995)
既定パラメータ期間 25
出力系列Aroon Up(別ペイン)、Aroon Down(別ペイン)
本サイトの実装ブラウザ内でインクリメンタル計算。既知値テストで検証済み(算出方法と検証方法)

概要

アルーン(Aroon)は、Tushar S. Chande が考案した指標です。価格の水準ではなく、「期間内の最高値・最安値が何本前に付いたか」という時間の情報から、Aroon Up と Aroon Down の 2 本の線を作ります。

計算式

期間を nn、直近 n+1n+1 本の中で最高値が付いてからの経過本数を dtHd^{H}_t、最安値からの経過本数を dtLd^{L}_t とすると、

AroonUpt=100⋅n−dtHn,AroonDownt=100⋅n−dtLn\mathrm{AroonUp}_t = 100 \cdot \frac{n - d^{H}_t}{n}, \qquad \mathrm{AroonDown}_t = 100 \cdot \frac{n - d^{L}_t}{n}

計算手順

  1. 直近 n+1n+1 本(当日を含む)で最高値・最安値が付いた位置を求める
  2. それぞれ当日から何本前か(0∼n0 \sim n)を数える
  3. 上の式で 0〜100 に換算する

性質

一般的な使われ方

Aroon Up と Aroon Down の大小関係や交差、それぞれの水準が観察の対象とされます。両者の差を 1 本の線にした「Aroon オシレーター」も用いられます。

注意点

本サイトの実装

期間の最高値・最安値とその位置を単調両端キューで管理し、1 本あたり償却 O(1)O(1) で更新します。TA-Lib の AROON と一致することを既知値テストで確認しています。

計算例(合成データ)

計算例: 固定した乱数で生成した合成データにアルーン(既定パラメータ)を適用したものです。実在の銘柄・価格ではありません。ドラッグで移動、ホイール・ピンチで拡大縮小できます。

関連する指標

参考文献

  1. Tushar S. Chande, Stanley Kroll (1994). The New Technical Trader. Wiley

本解説は上記文献に基づく一般的な見解の紹介であり、指標の解釈は流派・文献により異なります。将来の値動きを予測・保証するものではありません。詳細は免責事項をご覧ください。

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