加重移動平均(WMA)とは — 計算式・重み付けの考え方

仕様

英語名Weighted Moving Average
分類トレンド系
既定パラメータ期間 20
出力系列WMA(価格チャートに重ねる)
本サイトの実装ブラウザ内でインクリメンタル計算。既知値テストで検証済み(算出方法と検証方法)

概要

加重移動平均(WMA)は、直近 nn 本の終値に対して、新しいものほど大きい重みを直線的に割り当てた平均です。最新の足に nn、1 本前に n−1n-1、……、最も古い足に 11 の重みを付けます。「線形加重移動平均(LWMA)」とも呼ばれます。

計算式

WMAt=∑i=0n−1(n−i) Ct−i∑k=1nk=∑i=0n−1(n−i) Ct−in(n+1)/2\mathrm{WMA}_t = \frac{\sum_{i=0}^{n-1} (n-i)\,C_{t-i}}{\sum_{k=1}^{n} k} = \frac{\sum_{i=0}^{n-1} (n-i)\,C_{t-i}}{n(n+1)/2}

計算手順

  1. 直近 nn 本の終値に、古い順に 1,2,…,n1, 2, \dots, n の重みを掛けて合計する
  2. 重みの合計 n(n+1)/2n(n+1)/2 で割る

性質

一般的な使われ方

SMA や EMA と同様に、価格の平滑化と水準の把握に用いられます。また、ハル移動平均(HMA) のように、遅れを小さくする工夫をした移動平均の部品としても使われます。

注意点

本サイトの実装

重み付き和を「前回の重み付き和 − 前回の窓の単純和 + n×n \times 最新値」で更新し、1 本あたり O(1)O(1) で計算します。TA-Lib の WMA と一致することを既知値テストで確認しています。

計算例(合成データ)

計算例: 固定した乱数で生成した合成データに加重移動平均(既定パラメータ)を適用したものです。実在の銘柄・価格ではありません。ドラッグで移動、ホイール・ピンチで拡大縮小できます。

関連する指標

本解説は上記文献に基づく一般的な見解の紹介であり、指標の解釈は流派・文献により異なります。将来の値動きを予測・保証するものではありません。詳細は免責事項をご覧ください。

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